今さら聞けないPREP法とは【なべけんメルマガ】
ブロガーやライターだけでなく、ビジネスパーソンなら誰もが知っている「PREP法」ですが、意外と正しく使うのは難しいです。そこで、今回はワンランクアップしたビジネスパーソンになれるように「PREP法」について解説します。
こんにちは!
Web3キャリアコンサルタントなべけんです◎
2月もあっという間で、もう中旬に入ってしまいますね。
もしかしたら「2月の1週間で何も成長できていない😱」と焦る人がいるかもしれません。
けど、焦る必要はないですよ。
長文の「なべけんメルマガ」を読んでいるだけでも、すでに成長しているはずですw
なので、自分に期待しすぎかもしれないですね。
いきなり大きな変化はできないので、コツコツと鍛えていけば良いのです😌
これは文章力も一緒だなあと思うんですよね。
ブログを始めた当初の文章は本当に酷くて、とてもじゃないけど見せられたもんじゃない。
けど、今では実名・顔出しで記事のアドバイザーを務めるようにもなりました。
もちろん勉強はしたけど、テストみたいに知識を詰め込んで急に点数が上がったって感じではないですしね。
ということで、今日は「文章力のお勉強」の一つとしてPREP法を解説します。
これ、できてない人めちゃくちゃ多いんですよ。
メルマガ読者さんなら「PREP法とは」などは説明不要だと思うので、いきなり詳しく解説しますね。
今日のメルマガが文章力アップのきっかけになれば嬉しいです。
忙しい人は音声配信で概要を説明したので、こちらを聞いてみてください◎
目次
まず見出し(H2,H3)は結論にしよう
本文の1文目は理由にしよう
理由の前に共感を入れると文章が柔らかくなる
具体例は思っているより具体的に
最後の結論はオファーに言い換えよう
おまけ:Kindle本の進捗コーナー
■毎週日曜10:00からインスタライブ・スペースやってます◎
①まず見出し(H2,H3)は結論にしよう
まず大前提として、H2やH3は結論にした方が良いと思っています。
後に説明しますが、PREP法を使った執筆は本文からではなく見出しから始まってますよ◎
イメージできるように、ぼくのブログのとある記事の見出しを見てみましょう。
H2もH3も結論になっていますよね。
読者は「超多忙で読むのがめんどくさい」はずなので、このように結論を書かないと離脱します。
一方で、NG例の見出しとしては「◯◯の準備」などが挙げられます。
とはいえ、しょうがなくこの見出しを用意することもあるんですけどね…
では、このような見出しを用意するときにはどうすれば良いのでしょうか?
結論、「準備をしたらどうなるのか」を入れればOKです。
たとえば、
H2:「転職エージェントで希望の仕事紹介を受けるための準備◯選」
のように書くと「準備をすれば希望の仕事紹介が受けられる」と結論になります。
ここで、注意点はH3見出しですね。
「好印象な服装の準備をする」などは見出しとしては甘いです。
結論ではあるんですけど、結論を書く目的である「超忙しい読者にパッと情報を届ける」で考えると、ほしい情報は得られないですよね。
なので、目的を達成するのであれば
H3:ネイビーやグレーのジャケットスタイルで面談に参加する
とするのが良いですね。
②本文の1文目は理由にしよう
本文をタイトルと同じような文章を1文目に書いている人がいるのですが、これは避けた方が良いと思っています。
シンプルに「いや、さっきも聞いたけどね」ってなりますよね。
なので、本文はいきなり理由の説明をしても良いと思っています。
これも具体例を見てみましょう。
まさに「H3タイトルが結論(P)」で「1文目が理由(R)」になっています。
特に違和感もなくスッキリした印象になりますよね。
読者の離脱を避けるためにも、1文目は読者が知りたがっている「なんで?」を説明しましょう◎
(ちなみに、ここのセクションもちゃんとPREP法になってるの気がつきました?)
(全く意識していませんが、自然にPREP法の文章になっていましたw)
③理由の前に共感を入れると文章が柔らかくなる
とはいえ、理由から説明をすると文章が硬くなってしまいます。
先ほどの文章も硬いっちゃ硬いですよね。
これを解決するためには、本文の初めに「共感」を入れてあげるのがおすすめです!
共感を入れてあげると「そうそう!それで悩んでいるんだよ!」と読者の「読むモチベーション」を高めてくれます。
これもイメージが湧きやすいように、具体例をみてみましょう。
この例では、2文が共感文になっています。
共感文を入れるかどうかの判断は難しいのですが、「損失」や「失敗」などが絡むときには入れると良いですよ。
ユーザーの潜在的な悩みを言語化してから「それは問題ない」と書くため、行動も促しやすくなります◎
④具体例は場合分けを考えると良い
できていない人が多いのは「具体例」です。
「具体的じゃないっ!」って思うことが多々あります。
具体例としてこの文章を見てみましょう。
空港には、ビジネスや観光で多くの外国人が訪れ、常に賑わっています。
日本に入ってくる人や母国に帰っていく人はもちろん、お迎えや見送る人なども空港を利用します。
たとえば、国が違えば文化も異なるため、いろんな言葉で挨拶や感謝の言葉をかけてもらえるなど、毎日が発見と刺激の連続で飽きることなく仕事ができるのが魅力です。
海外の人と積極的に話がしたい人にとってはピッタリの職場と言えます。
一見すると、「PREP法でわかりやすく具体的に書かれている」と感じますよね。
もちろん文章構成はカンペキですし、とても読みやすいです。
けど、「具体例を書くこと」の目的を考えると不十分なんですよね。
具体例の目的は、「体験したことがない人であっても、知らなかったことが想像ができてより理解が深まる」なんです。
この文章の具体例だと「そんなことは体験しなくったって知ってる」「体験したことがある人しかわからないことを教えてくれ!」となるんですよね。
つまり、理解の促進にならないので、具体例を書く目的が達成できていないんです。
なので、より具体的なことを書かなければなりません。
そのときに意識すべきは「場合分け」が良いのかなと思います。
先ほどの例で言えば「国が違えば文化が異なる」となっているので、どんな国・文化があるのかを考えるんです。
ぼくであれば、先月までバリにいたので、その経験を交えてこのように書けます。
たとえば、接客サービスをした後に「Have a good day !(良い一日を過ごしてください)」と言われる機会は日本ではありませんよね。このような異文化を普段の仕事から体感できることは魅力のひとつです。
場合分けで考えると「海外で買い物をしたとき」を切り取っているイメージです。
この例文だと「買い物したときにも”Have a good day !”っていうんだ!」という新しい知識が提供できますよね。
場合分けをすることで、そのシーンを経験していない人に情報を届けられるのです。
ぼくが書いた他の文章でもみてみましょう。
こちらは、ぼくがアドバイザーを務めている就活メディア「PORTキャリア」のコメントです。
ここの具体例は「営業職へ配属される」という場合分けを考えて、別部署へ配属になるなどの例を示しています。
このように、「IF(もし〜ならば)」を考えるのは具体例をワンランクアップさせますよ◎
⑤まとめの結論はオファーに言い換えよう
PREP法は最初と最後が一緒になるので、違和感を感じることってありませんか?
ぼくは就活の面談や新卒入社したときの研修でとても違和感を感じていました。
これを解決する方法として「結論をオファーに言い換える」がありますよ。
オファーに言い換えることで、結論で伝えたいことを前提に新しい一歩を踏み出すこともできるのです。
これも具体例を見てみましょう。
「無期雇用派遣はすぐに辞められる」ということを前提に、これを繰り返すのではなく「有給の確認」のオファーに言い換えていますね。
すると、新しい情報を届けつつ結論の補強にもなるので、ぜひ活用してみてください◎
⑥まとめ
実は、今回のメルマガは外注ライターさんからの要望で解説しました◎
そして、引用させていただいた文章は「PORTキャリアのコメント」以外、ライターさんに執筆いただいた記事です!
いつも素晴らしい文章をありがとうございます。
厳しいフィードバックもするのですが、真摯に受け止めてくださって、文章力がスーパー上がっています。
もちろん、いきなりこのレベルになるのはハードルが高いですが、コツコツと努力をすれば格段にスキルアップしますよ!
ということで!
たとえ「よちよち歩き」であっても、ともに一歩ずつキャリアUPしましょ〜!
ちなみに、外注で失敗しないポイントは以前に解説したので参考にしてくださいね。
⑦おまけ:Kindle本の進捗コーナー
今回からいきなりコーナーが新設されました。
先日にツイートしたのですが、2月にKindle本を出版します◎

タイトルは『1,000PV達成までのブログ運営の教科書(仮)』です。
お気づきの方もいると思いますが、以前にメルマガで解説しました。
つまり今回の出版はメルマガの再編となります。
もちろんブラッシュアップして、より価値提供ができるようにします!
とは言え、あくまでの再編なので価格は安価にして「kindle Unlimited」の対象にするつもりです。
次回は目次を公開するので、「こんなことを解説してほしい」があればリクエストお待ちしています◎
(リクエストいただいた方は、kindle本にお名前を掲載させていただくつもりです☺️)
■前回のメルマガの学びシェア
ありがたいことに、インスタで反響が大きくDMを多数いただきました◎
メルマガの内容を簡単にインスタでまとめたので忙しい人はこちらを要チェックです!
メルマガはこちら。
■メルマガの感想待っています◎
...ここまで読んでくれたら、Twitter・Instagramで感想をシェアをしてくれてもいいと思う。感想を楽しみにしていますね!
メルマガで解説してほしい内容のリクエストもお待ちしております◎
ただし、メアド・電話番号認証されてないアカウントは通知OFFにしてるので、注意してください!
それではまた!
■運営者情報:なべけん
Web3キャリアコンサルタント兼ブロガーとして、「なべけんメルマガ」を発信中。ブログのノウハウやビジネススタンス、副業術について発信しています。
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kindle楽しみにしてます✨